
売却予定の空き家、見回りで何を記録する?次の相談に使える点検メモ
売却を考えている空き家に久しぶりに行ったとき、「ひと通り見たけれど、何をメモすればいいのだろう」と迷うことはありませんか。
次の売却相談に持っていきたいのは、いつ、どこを見て、何が変わっていたかがわかる記録です。写真だけで判断しきれない部分は、わからないまま書き残しておきましょう。
見回りは、安全に確認できる範囲から
国土交通省の「空き家の管理のやり方」では、空き家の適切な管理と、本人による点検や補修が難しい場合の管理業者・修繕業者の利用を案内しています。
売却予定があっても、相談や販売の準備中に気になる変化を見つけたら、記録と相談を進めることが大切です。ただし、屋根に上ったり、不安定な塀や傷んだ床に近づいたりしてまで確認する必要はありません。悪天候の最中は見回りを避け、危険を感じた場所には立ち入らず、専門業者へ相談してください。
残しておきたいのは、この5項目
- 確認した日付:前回と今回を区別できるようにする。
- 場所:「室内」だけでなく「1階の窓の近く」など位置がわかる言葉で残す。
- 見えた状態と変化:新しい汚れや染み、以前との違いを書く。原因は推測で決めない。
- 写真:安全な場所から、周辺がわかる写真と気になる部分の写真を残す。
- 次に確認すること・相談先:未確認の箇所と、誰に確認したいかを分けて書く。
すべての項目を埋めようとするより、「未確認」と「確認した範囲」を分ける方が、次の相談で状況を共有しやすくなります。
家の外と中で、メモする対象を分ける
外回り:地上から見える変化を残す
敷地内の安全な場所から見える外壁や塀、庭木や雑草、ポストの状態などを確認します。たとえば「玄関脇の枝が通路に張り出している」「ポストに郵便物がたまっている」と、見た事実を書きます。
高い位置や隣地側など、見えない場所を無理に確認しないことも大切です。写真には近隣の方の顔、車のナンバー、郵便物の宛名など不要な情報が入らないように配慮しましょう。
屋内:染みやにおいは、場所と気づいた時点を
安全に入れる場合は、天井・壁の染み、窓まわりの状態、いつもと違うにおいなど、気になったことを記録します。「天井に染みがある」と「雨漏りが原因だ」は別の話です。見回りだけで原因を確定せず、気づいた場所や範囲を専門業者に伝える材料にしましょう。
通電・通水の状態が不明な設備は、無理に動かさないでください。見た範囲に変化がなかった場合も、建物全体の安全や不具合がないことを保証する記録にはなりません。
そのまま使える、見回りメモの書き方
次の例は記入方法を示す架空の例です。
- 確認日:○月○日
- 場所:1階洋室・窓の上の壁
- 見えた状態:薄い染み。前回の写真とは撮影角度が違うため、広がったかは不明
- 写真:部屋全体と壁の近くを各1枚
- 次の確認:修繕業者へ原因の確認を相談。売却担当にも状態を共有
「問題なし」とまとめず、「地上から見える範囲を確認」「屋根は未確認」のように、確認できた範囲を添えておくと振り返りやすくなります。
売却相談には、記録と希望時期を一緒に
見回りのメモ、過去の修繕がわかる資料、売却したい時期をそろえると、販売準備について相談しやすくなります。気になる箇所があるからといって、先に大きな工事を決める必要はありません。専門業者による状態確認と、売却に向けた方針の相談を分けて進めましょう。
株式会社FKホームは、川崎・横浜を中心に、東京都内を含む首都圏の不動産売買を仲介しています。空き家の売却をご検討中の方は、現在わかっている状態と、ご希望の売却時期をお聞かせください。売却査定と販売準備の進め方を一緒に整理します。